2020年10月7日 / 最終更新日時 : 2022年5月8日 葉葉 小説 『サラ・スペックス、知られざる少女。』その8 第五章 父ヤックス・スペックス ーa 妻マリア チパングは東海にある大きな島で、大陸から二四〇〇キロの距離にある。 住民は色が白く、文化的で、物資にめぐまれている。偶像を崇拝し、どこにも属せず、独立している。 黄金は無 […] 共有:Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)
2020年9月22日 / 最終更新日時 : 2021年4月19日 葉葉 小説 『サラ・スペックス、知られざる少女。』その7 フリードリヒは、頭上高く長刀を振りかざしたまま、この窮地を回避できるあらゆる方法に頭を巡らせた。 足元でサラと少年兵が震えていた。 フリードリヒは長刀を、弧を描くようにヒラリと鞘に収めると、長身を折り曲げ、「閣下」と […] 共有:Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)
2020年9月3日 / 最終更新日時 : 2022年5月8日 葉葉 小説 『サラ・スペックス、知られざる少女。』その6 ある国に女王がいました。この女王は魔法使いでした。 女王には美しい娘がいました。女王は娘に結婚を申し込む男に難題を出し、できなかった男の首を切り落とすことを喜びとしていました。 さて、ある国の王子が姫の評判を聞きつけて […] 共有:Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)
2020年8月6日 / 最終更新日時 : 2022年5月8日 葉葉 小説 『サラ・スペックス、知られざる少女。』その5 第二章 総督クーンと、フリードリヒ・ブルーフ、又の名をスピ・バハリ。ーb ー前回のラストー総督と家臣団が城内に戻り、屋上階に残ったフリードリヒは部下のノアに昨年のバタヴィア城包囲戦の攻防の詳細を語り出した […] 共有:Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)
2020年7月14日 / 最終更新日時 : 2022年5月8日 葉葉 小説 『サラ・スペックス、知られざる少女。』その4 第二章 総督クーンと、養子フリードリヒ・ブルーフ、又の名をスピ・バハリ。—a 第四代、六代東インド総督、ヤン・ピ-テルスゾ-ン・ク-ン。オランダによる東南アジア支配の礎を築いた男。VOCにとっては〝卓越した人材〟。オラン […] 共有:Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)
2020年7月5日 / 最終更新日時 : 2022年5月8日 葉葉 小説 『サラ・スペックス、知られざる少女。』その3 第一章 バタヴィア城ーb 1629年4月 暗い階段から中庭に降り立ったとたん、「まぶしい!」と思わず日本語で叫んだ。「たまらんばい。朝からお天道さんがこうギラギラと・・」 そう言ってトシが笑う。 トシといる […] 共有:Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)
2020年6月16日 / 最終更新日時 : 2022年5月8日 葉葉 小説 『サラ・スペックス、知られざる少女。』その2 第一章 バタヴィア城ーa 1626年4月この物語は、1626年4月のバタヴィア城から始まる。 船が北からバタヴィアの海岸に近づく時、まず見えて来るのは、漆喰で固めたいかめしい城壁である。 これがいわゆるバタ […] 共有:Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)
2020年6月15日 / 最終更新日時 : 2021年10月3日 葉葉 小説 『サラ・スペックス、知られざる少女。』その1 序章 1632年4月。 オランダ領バタヴィア(現インドネシアの首都ジャカルタ)のオランダ改革派教会の門前に一枚の紙が掲示された。ある一組の結婚の告知であった。 末尾に〝この結婚に異議ある者は速やかにその旨を申し出るべ […] 共有:Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)
2020年6月1日 / 最終更新日時 : 2022年5月9日 葉葉 小説 『サラ・スペックス、知られざる少女。』top page 【あらすじ】 サラ・スペックスは1617年、長崎(平戸)で生まれた。 父は初代オランダ商館長ヤックス・スペックス。母は平戸の女性であった。 父と共に父の赴任地オランダ領バタヴィア(現インドネシア・ジャカルタ)に渡ったの […] 共有:Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)