CONCEPT
人生の目的は「解放」である。

14才だった。高校入試を前にぼんやりと「次なるテーマは宗教だな」と考えていた。その新天地が仏教系だったなら私はブッダを師としただろう。が、そこはミッション系だった。キリストの福音(=良き便り)がまるで〝砂漠に水〟の如くわが心に吸い込まれていった。
キリストもブッダも語るところは「解放」であろう。そこに至る道は真逆だけれど・・。悲しさや苦悩、自分を縛るもの・・そこからの「解放」と「開放」。
以下は個人史になる。
大学院を修了後、縁あって蝦夷キリシタンを学び、そこからキリシタン史の沼にハマってしまった。2012年「有馬晴信公没後400年祭」を晴信の処刑地山梨で主宰、2023年には江戸の大殉教400年記念として殉教者達の故郷を訪ねる「ローマ・シチリア巡礼」を主宰した。その間ある神父の伝記を雑誌に執筆、現在は江戸時代のオランダ東インド会社を背景とした少女サラの物語を執筆中である。
いずれにせよ社会も気候も激しく地殻変動を起こしている今、このまま進めば解放どころか「閉塞」、果ては「終焉」に至るのは間違いない。危機的状況下で勢いあるのはエンタメ業界ばかり。Kポップもいいけどさ、宗教界、哲学界、思想界の賢者たちよ、もっと発信を!もっと行動を!そんな思いで凡百なる葉葉が日々額に汗しているわけです。