雑誌連載が始まります。
執筆中の『福者ジェロニモ・デ・アンジェリス神父の冒険』について。
現在、イエズス会士、デ・アンジェリス神父の生涯を書いています。
彼は1568年、イタリア・シチリア島で生まれました。 パレルモのコレジヨを卒業後、イエズス会に入会し、早くから日本宣教を希望しました。そして何人もの仲間が命を落とす苦難の航海ののちに日本に上陸。関西で布教に従事し、その後東北へ、更に蝦夷へと渡りました。蝦夷地へ入った初めてのヨーロッパ人です。 蝦夷での見聞録をイエズス会に提出(『北方探検記』チースリク編に収録)しました。
けれど禁教が激化した1623年、江戸で捕縛され、49名の神父、キリシタンと共に殉教します(江戸・元和の大殉教)。
来年がその400年目となります。
大阪弁を話す、明朗快活な、且つ強靭な肉体で日本の南から北までを踏破したアンジェリス神父の波乱に富んだ生涯を6回の予定で連載します。
掲載号が決定しましたら詳細をお知らせします。
(絵図は上左から、殉教するアンジェリス神父、『北方探検記』、江戸・元和の大殉教図(『日本聖人鮮血遺書』ヴィリヨン著、より)
お詫び
「サラの物語」が「その18」で中断しています。
申し訳ありません!
上記の執筆が始まってしまったこと、その他諸事情ありますが、一番は、(既にサラの物語の初稿は書き上げたのですが)台湾宣教後の二人の物語の更なる推敲が必要と感じたからなのです。
大変申し訳ありません!
もう少し時間をください。