2022年2月27日 / 最終更新日時 : 2022年5月12日葉葉小説

『サラ・スペックス、知られざる少女。』その18

第九章　二人　ーb 台湾宣教 ――台湾のキリスト教化についての覚え書きこの土地は布教に適した地であります。人々の性質は温厚であり、又、特定の宗教（=イスラム教な […]

2021年12月11日 / 最終更新日時 : 2022年5月8日葉葉小説

『サラ・スペックス、知られざる少女。』その17

　第九章　二人―a 熱蘭遮城　カンディディウス牧師とその妻は、雨季のモンス－ンが過ぎ天気が好転するまで、教会脇にある二つの小さな部屋を住まいとすることにしました。　その後、牧師が台南タイオ安ワ平ンに残ることを望まな […]

2021年9月21日 / 最終更新日時 : 2023年2月9日葉葉小説

第八章　レンブラント 1656/7/25,26付『レンブラント家破産に伴い、ハ－グ高等裁判所に提出されたレンブラント家財産目録』　全363 […]

2021年7月25日 / 最終更新日時 : 2022年5月8日葉葉小説

第七章　結婚説教師カンジジウス Georgus Candidius, 1597―1647ドイツのファルツ出身であるが、三十年戦争の災害に悩む国を去って(一六二一)ライデンに学び、ダン […]

2021年7月7日 / 最終更新日時 : 2022年5月8日葉葉小説

　牧師カンディディウスは寛永四年（一六二七年）渡台後、新港シンカン社シャに居住して原住民語を学んだうえ布教に着手し、同五年には前に掲げたごとき失望の声を発するに至ったが ※ 、翌六年(一六二九年)渡台した牧師ユニウス R […]

2021年5月4日 / 最終更新日時 : 2022年5月8日葉葉小説

第五章　父ヤックス・スペックスーd スペックスの帰還すると、二人の視線の先に小型船が現れた。　高浪を響かせ、ぐんぐんと近づくその船は快速船であった。　ヤックスは微笑した。　― 気が早いな。結婚のこと、とうに知られていた […]

2021年3月5日 / 最終更新日時 : 2022年5月8日葉葉小説

第五章　父ヤックス・スペックス　ーC　スペックス再度の弁明ースペックス、平山常陳事件を語る➂ ヤックス・スペックスへの審判が下される日となった。　ヤックスは新妻の手料理で昼食を終えたあと、VOC本部へと向かっ […]

2021年2月1日 / 最終更新日時 : 2022年5月8日葉葉小説

第五章　父ヤックス・スペックス―c スペックス再度の弁明ー平山常陳事件を語る②ー　1620年8月4日早朝。　エリザベス号が平山船を曳航しながら平戸の玄関口、川内浦かわちうらに入港した。　川内浦には無数の小舟 […]

2020年11月30日 / 最終更新日時 : 2022年5月8日葉葉小説

　スペックスは、ハンブルが「どうしても解せない点」が平山常陳じょうちん事件だと知った時、　――亡霊どもがオランダまで俺を追いかけて来た。　そう思い、じっとりと脇汗をかいた。　亡霊とは、日本で処刑に追い込んだ二人の神父 […]

2020年10月11日 / 最終更新日時 : 2022年5月8日葉葉小説

第九章　父ヤックス・スペックスーb　スペックスの弁明　　　　　　—スペックス、江戸幕府の賄賂体質を語る— 　ここで、元平戸オランダ商館長ヤックス・スペックスが、1627年からの2年間、娘サラをバタヴィアに残し […]