『福者デ・アンジェリス神父の冒険』Beato Girolamo De Angelis
迫害のさなか、シチリアの太陽のように日本信徒を照らし励ましつづけた
パードレ、ジェロニモ・デ・アンジェリス神父
彼は1568年、イタリア・シチリア島の中央高地エンナで生まれた。
パレルモのイエズス会学院を卒業後、同会に入会。早くから日本宣教を希望した。
1602年、7年に及ぶ苦難の航海ののちに日本に上陸。
初めは関西で布教に従事し、その後駿府、東北を巡り、更に蝦夷へと渡った。(蝦夷へ渡った初めてのヨーロッパ人)。そして 蝦夷での調査報告書をイエズス会に提出(チースリク編『北方探検記』に収録)。この報告書はその後200年以上にわたって鎖国中の日本・蝦夷地を知るヨーロッパの基本史料となった。
キリシタン迫害が激化した1623年、神父は江戸で捕縛され、49名のキリシタンと共に殉教する。
今年は「江戸・元和の大殉教」から丁度400年目にあたる。
関西弁を話す、明朗快活な、且つ強靭な冒険家ジェロニモ・デ・アンジェリス。
現在、その波乱に富んだ生涯を6回の予定で冊子に連載している。
掲載誌は『福音と社会』(カトリック社会問題研究所)。
過去の発行誌所収の記事をこれからアップしていきたい。
『福者デ・アンジェリス神父の冒険』第一章(1568~1602)①a ①b
第二章(1603~1613)②a ②b
第三章(1614~1617)③a ③b ③c
第四章(1618~1622)④a ④b
第五章(1623)⑤
第六章(そののちの話)⑥