ノンフィクション
『福者デ・アンジェリス神父の冒険』
Beato Girolamo De Angelis

これは雑誌「福音と社会」(カトリック社会問題研究所発行)の2022年6月30日(Vol.322)~2023年6月30日(Vol.328)の全6回にわたって連載した読み物です。
迫害のさなか、シチリアの太陽のように日本信徒を照らし励まし続けた
パードレ、ジローラモ・デ・アンジェリス神父
『福者デ・アンジェリス神父の冒険』第一章(1568~1602)①a ①b
第二章(1603~1613)②a ②b
第三章(1614~1617)③a ③b ③c
第四章(1618~1622)④a ④b
第五章(1623)⑤
第六章(そののちの話)⑥
★本を出版予定の為、第三章以後の公開は控える。

概略
彼は1568年、イタリア・シチリア島の中央高地エンナで生まれた。
パレルモのイエズス会学院を卒業後、同会に入会。早くから日本宣教を希望した。
1602年、7年に及ぶ苦難の航海ののちに日本に上陸。
初めは関西で布教に従事し、その後駿府、東北を巡り、更に蝦夷へと渡った。(蝦夷へ渡った初めてのヨーロッパ人)。そして 蝦夷での調査報告書をイエズス会に提出(チースリク編『北方探検記』に収録)。この報告書はその後200年以上にわたって鎖国中の日本・蝦夷地を知るヨーロッパの基本史料となった。
キリシタン迫害が激化した1623年、神父は江戸で捕縛され、49名のキリシタンと共に殉教する。
2023年は「江戸・元和の大殉教」から400年目の年にあたった。
関西弁を話す、明朗快活な、且つ強靭な冒険家ジェロニモ・デ・アンジェリス。
私はその波乱に富んだ生涯を雑誌に連載した。
掲載誌は『福音と社会』(カトリック社会問題研究所)。
過去の発行誌所収の記事の第一章、第二章をここにアップした。

